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特徴と原因

糖尿病は無口な病気

厚生労働省の調査によると、医療機関で治療を受けている糖尿病の患者は、国内で約247万人(2005年の調査)。ところが実際の患者数は約890万と推定されていて(2007年の国民健康・栄養調査)、この数字の差から、糖尿病であることに気付かないでいる人や、気付いていても治療をしないでいる人が、いかに多いかがわかりますね。自分もその一人だったわけなのですが・・・。
 糖尿病は自覚症状が少ないためにこのような状況となっていて、治療しないでいると、やがて全身にさまざまな障害を起こすという、実は恐ろしい病気なのです。

なぜ糖尿病になってしまうのか?

糖尿病を誘発する原因は、加齢のほかに日常の生活習慣にあります。そのため、糖尿病は別名「生活習慣病」ともいわれています。そして、現代社会が糖尿病を増やす生活習慣を作り出しているために、糖尿病の患者数は年々増え続けています。食べすぎ、運動不足、ストレス、アルコールの飲みすぎなど、外食産業の隆盛や自動車社会の繁栄、肥満の増加、ストレス社会など、糖尿病を招きやすい条件が充分に揃っているわけです。
また、これらの生活習慣にかかわる誘因とともに、糖尿病の発病には遺伝的な素因も深く関係しているため、親戚に糖尿病の人がいる場合にはとくに注意が必要です。

尿に糖が排出されることからつけられた「糖尿病」

私たちは、食べ物を消化・吸収することで、生命を維持し活動するためのエネルギーを得ています。この食品の三大栄養素である、炭水化物、脂質、たんぱく質の炭水化物がエネルギー源として最もよく使われます。
 炭水化物は、消化・吸収されブドウ糖となって肝臓へ送られます。そのうちの一部は脳や筋肉で利用され、残りのブドウ糖は肝臓内にグリコーゲンとして蓄えられ、さらに余った分は脂肪になります。体内活動で血液中のブドウ糖を消費すると、グリコーゲンが分解されて再びブドウ糖となって血液中に放出されます。このようにして、活動のためのエネルギーが常に維持され、血糖値は一定の範囲内の変動におさまっているのです。
インスリンは膵臓(すいぞう)で作り出されるホルモンで、細胞が血液の中からブドウ糖を取り込んでエネルギーとして利用するのを助ける働きをしています。インスリンの作用が不足すると、ブドウ糖を利用できなくなり、血液中のブドウ糖濃度「血糖値」が高くなります。これを高血糖といい、尿にブドウ糖が漏れ出して尿が甘くなる(尿糖)ために糖尿病の病名がつけられ、この高血糖の状態が継続するのが糖尿病です。

 
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